2022年に始まった「SNS流行語ランキング」。SNSマネージャー流行語委員会が選定するランキングを四半期ごとに発表してきました。初の「SNS流行語ランキング年間大賞」を発表します!
SNSマネージャーは、主に企業のSNS運用についての知識を持つ資格保有者です。実際の運用では各種SNSのトレンドを取り入れる必要があり、人々の“本音”に敏感です。
本ランキングは、SNSマネージャー対象のアンケートを集計して決定しました。2022年は国内外で不穏な出来事が相次ぎ、必ずしも明るい話題ばかりではありませんでした。そうした世情の中でも、SNSではカルチャーやスポーツ、癒やしなどの明るい話題に多くの人が関心を持った印象です。
SNSマネージャーが選んだ
SNS流行語ランキング
年間大賞2022
第10位
2021年度後期のNHK連続テレビ小説(第105作)。2021年11月1日から2022年4月9日までの放送期間中は、#カムカム のハッシュタグでツイートが増加し、Twitterトレンド上位にたびたび出現していました。放送終了後も、泣けるドラマの代名詞としてSNS上で言及されています。
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SNS流行語ランキング
年間大賞2022
第9位
2019年3月から集英社「少年ジャンプ+」で連載中の漫画。テレビアニメは2022年4月から第1クール、10月から第2クールが放映されました。
開始時点で1250万部だったコミックス累計発行部数は2700万部を突破。コラボ商品などを紹介するアニメのTwitter公式アカウント(@spyfamily_anime)のフォロワー数は122.6万に上ります(2022年12月16日時点)。
主要登場人物の一人、アーニャは”アーニャ語”と呼ばれる独特な言葉遣いや可愛らしいしぐさ、「心が読める」ことなどが小学生ら低年齢層にも注目されています。TikTokでの #spyxfamily の視聴回数5.4億回に対し、#アーニャ の視聴回数は15億回。SNSでの存在感の大きさも同番組の人気を支えています。
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年間大賞2022
第8位
文字情報から画像を生成できるAI画像生成ツール。2022年は各社から有償・無償のツールが続々と発表された1年でした。
その一つ、Figmaはウェブサイト・ソフトウェア・アプリなどのデザインに使われるプラットフォーム。直感的でデザイナーでなくても使いやすい点、ブラウザで共有できる点などがウェブ業界関係者を中心に注目されていました。9月15日、米アドビ社が200億ドル(発表時点で約2.9兆円)での買収を発表すると、Twitterトレンド入りしました。
一般にはなじみの薄い情報ですが、ウェブ、ITなどの専門家にとっては大きな驚きであったことを示す、SNSらしい流行語でした。
SNSマネージャーが選んだ
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年間大賞2022
第7位
「今年の漢字」(日本漢字能力検定協会)に「戦」が選ばれるなど、2022年は国内外を問わず悲しい事件がありました。そのため癒やしが必要とされたのか、猫に関する投稿が頻繁に見られました。SNSでは以前から犬よりも猫がバズりやすい傾向にありましたが、今年は特に顕著でした。
2が6回も出てくる2022年2月22日は“スーパー猫の日”と呼ばれ、にゃんにゃんにゃんの日、猫の日 にちなんで〇〇にゃんという投稿が多く見られました。Twitter公式では特別な絵文字のハッシュタグが用意されたほか、あと200年で2222年2月22日になることから、#あと200年 というハッシュタグも誕生。さらに8月8日「世界猫の日」も盛り上がりを見せました。
「Twitterでよく見かけるうちに猫が好きになってきた」との意見も。今後も猫による癒やしの投稿は続きそうです。
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年間大賞2022
第6位
2022年11月8日、皆既月食および月が天王星を隠す「天王星食」が同時に起こりました。月が地球の影の中心近くを通るため皆既食の時間が長い(約1時間17分)こと、皆既月食と惑星食の同時観測は日本では442年ぶりということでSNSでも大きな話題になりました。
天体の撮影は難しいもの。皆既月食の2、3日前からさまざまなアカウントが撮影方法や観測スケジュールを投稿しました。特に、iPhoneなどスマートフォンで上手に撮影する方法が目立ちました。スマートフォンのカメラが高性能になったこと、また撮影に使用するアクセサリの普及により、誰もが気軽に天体撮影にチャレンジできるようになったことを示しています。
当日から翌日にかけては撮った写真や動画が投稿されましたが、やはり撮影は難しかったようで「これがiPhoneの限界」といったコメントも多く見られました。
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SNS流行語ランキング
年間大賞2022
第5位
切り抜き動画とは、すでに公開されている動画を第三者が切り抜いて編集し公開した動画のこと。ライブ配信や長尺動画はアーカイブされないことも多く、第三者が要点をかいつまんだ動画として公開・視聴されるケースが増えています。タイパ(タイムパフォーマンス)が意識される中、TikTokでは #切り抜き が71億回視聴される(2022年12月16日時点)など、切り抜き動画は広く浸透しています。
なお、背景にはYouTubeのシステムアップデートが大きく関係しています。投稿動画はオリジナル作品のコピーであるかどうか自動判定されます。もしコピーであると判定されると、オリジナル作品の著作権者が申し立てを行い、コピー動画を削除させるか広告収益を得るかを選べるようになりました。著作権者が広告収益を選択すれば、切り抜き動画をする側も、される側も収益を得られるようになったのです。
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年間大賞2022
第4位
プロ野球・北海道日本ハムファイターズのイニング間パフォーマンスです。YouTubeチャンネル「パ・リーグTV」では動画を公開するたびに100万再生を超え、TikTokで #キツネダンス の視聴回数は1.6億回を数えます(2022年12月16日時点)。
お披露目された3月からの10カ月間で、ファイターズだけでなく野球界の枠組みを越え、Jリーグや競馬、テレビ番組などにも登場しました。
SNSでは、野球の試合だけでなくテレビ放映を望む声や、7月に登場したたぬきダンスへのコメントでもにぎわいました。
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年間大賞2022
第3位
サッカーの2022 FIFAワールドカップ予選リーグで強豪のドイツやスペインに日本が逆転勝利し、大いに盛り上がりました。特に長友佑都選手が勝利後のインタビューで発した「ブラボー」はSNSで幅広く拡散され、2022年12月2日(スペイン戦)だけでも19万件を超えるツイートがありました。
決勝トーナメント1回戦で日本がクロアチアに敗退しても「ブラボーだった」と称え合ったり、首相官邸でのインタビューでも「ブラボー」が取り上げられたりと、サッカー日本代表の活躍に多くの人が感動しました。
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年間大賞2022
第2位
2022年は年間を通してTwitter社に関する話題に事欠きませんでした。4月からはイーロン・マスク氏のTwitter社買収に関連するニュースが続き、11月には買収が完了。凍結されたアカウントを再開させるなどマスク氏の下でさまざまな変化が起き、Twitter関連ニュースがTwitterで話題になりました。
中でも、体制の立て直しを図るマスク氏は「会社に残ってハードコアに働くか、それとも辞めるか」と述べ、実際に従業員の半数を解雇しました。存続を心配するユーザーが「Twitter終了」と投稿し、Twitterのトレンドに上がりました。
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年間大賞2022
第1位
年間大賞を決めるためのSNSマネージャーによるアンケートで、ダントツの得票を集めたのがヤクルト1000でした。
ヤクルト本社初の機能性表示食品。「Yakult1000」はヤクルトレディから買える商品として2021年4月に、また「Y1000」は小売店で買える商品として2021年10月にそれぞれ全国で発売しました。2022年4月4日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演したマツコ・デラックスさんが「飲んでいる」と発言。小売店での欠品が相次ぎ、SNSでの話題に上がることが爆発的に増えました。
それから現在に至るまで品薄状態が続いており、SNSでは今でも「ヤクルト1000が入荷されていた」「ヤクルト1000を買ってみた」「ヤクルト1000の入手方法」「悪夢を見た」などと投稿されています。
他社の睡眠改善商品も注目を集め、睡眠改善コーナーを設けた小売店も多数。ヤクルト1000は他の流行語アワードでも受賞しており、まさに2022年を代表する流行でした。
SNSマネージャーが選んだ
SNS流行語ランキング
年間大賞2022
[SNS・ツール]部門
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年間大賞2022
[アニメ・マンガ]部門
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年間大賞2022
[映画・ドラマ]部門
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年間大賞2022
[スポーツ]部門
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年間大賞2022
[ダンス]部門
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年間大賞2022
[文化・ポーズ]部門
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年間大賞2022
[音楽・アイドル]部門
※再生回数・フォロワー数などは特記がない限り2022年7月4日現在の数値です。
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